ヒガシマル醤油、アレルギー抑制作用だけでなく
中性脂肪低減効果のあるしょうゆ多糖類を新製品のお茶「減脂豆茶」に配合
ヒガシマル醤油(兵庫県たつの市)は、9月23日に名古屋大学で行われた第61回日本生物工学会で、醤油に含まれる成分「しょうゆ多糖類」(以下SPS)に中性脂肪低減効果があることがわかったと発表した。メタボ男性を対象とした試験で、兵庫県立大学、武庫川女子大学との共同研究。この研究をもとに、同社はSPSを含むティーバッグタイプのお茶「減脂豆茶」を10月1日より発売した。
醤油の醸造過程で大豆の多糖類は完全に分解されず、醤油の中に約1%存在する。これまでに同社は、SPSにアレルギー症状を抑えたり、鉄分の吸収を促進する作用があることを明らかにしている。
今回の研究では、中性脂肪値が150〜400mg/dlで腹囲が85〜110cmのメタボリックシンドロームの成人男性30人を、2群に分け、一方にはSPSを配合したカプセル剤を、もう一方には無配合のカプセル剤をとってもらった。SPS群のSPS摂取量は1日600mgとした。結果、SPS群で、4週間後の中性脂肪値が摂取前に比べて有意に低下した。無配合群では統計的な差はなかった。
さらに、中性脂肪値に問題のない10人の男性を2群に分け、一方にはSPSを配合したカプセル剤を、もう一方には無配合のカプセル剤を15日間とってもらった。15日目に、朝にカプセル剤をのんだ後(SPSは300mg)にハンバーガー2個、フライドポテト、コーラからなる脂肪食(総脂質90.7g)を食べ、血中中性脂肪値の推移を調べたところ、SPS群では無配合群に比べ、中性脂肪値の上昇が有意に抑えられた。そのため、同社では、SPSが食事の脂肪吸収を抑制したと推測している。
SPSを配合した新商品「減脂豆茶」は、15袋入りで、1575円。お湯をそそいで飲むタイプ。1杯あたりにSPSを600mg含むという。通信販売のみ。
(日経ヘルス、羽田 光)
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