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DHA・EPAが認知機能低下を抑制
島根大などによる研究グループが発表

 青魚などに多く含まれる脂肪酸、EPAやDHAを高齢者にとってもらうことで、認知機能の低下を抑えられることがわかった。島根大学、島根県立大学短期大学部などの研究グループが2月2日、マルハニチロホールディングス本社にて記者発表した。

 2008年11月からニ重盲検試験を実施しており、今回発表されたのは、1年間の中間報告。認知症とは診断されていない65歳以上の高齢者108人を2群に分け、一方にDHA850mg、EPA200mg含有の魚肉ソーセージを、もう一方にはオリーブオイル含有の魚肉ソーセージを毎日2本食べてもらい、認知機能や記憶力を測定できるMMSE(ミニメンタルステートテスト)と前頭葉機能検査(FAB)を実施した。その結果、MMSEの図形を模写する項目で、DHA・EPA群ではオリーブオイル群に比べ6ヵ月目に改善傾向が、12ヵ月目には有意な改善が確認された。また、FABの指示通りに指を動かすという項目でも、DHA・EPA群ではオリーブオイル群に比べ6ヵ月目で有意な改善がみられた。

 認知機能の低下には、遺伝のほか、加齢、生活習慣などが様々な要因が影響するが、島根県立大学短期大学部出雲キャンパスの山下一也副学長は「DHA・EPA含有ソーセージにより、高齢者の短期記憶や運動能力、模写などに関連する認知機能の低下が抑えられたと考えられる。今回の試験で、比較的よく魚を食べる日本人に対してもDHA・EPAが有効であることが確認されたことになる」と話す。

 今回の発表内容については、第64回日本栄養・食糧学会(5月21〜23日、徳島県徳島市開催)、2010国際アルツハイマー病会議(7月11〜15日、米国ハワイ州ホノルル開催)で報告する予定という。

(日経ヘルス、堀田恵美)







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